免疫力とは具体的に何か？

記者　三山熊裕　報道

免疫力とは、体自身の防御機構のことです。免疫力が低い人はウイルスを撃退することができず、普通の人よりも病気にかかりやすいので、免疫力を高めることが病気予防のカギになります。

また、免疫力も血圧や血糖値のように低いと良くなく、細菌やウイルス感染症の原因になりますが、高すぎると病気にもなり、異常をきたしたり、体外の物質に過剰反応したりすることもあります。

三山熊裕先生によると、免疫異常は、以下のような形で現れることが多いです：

小さな傷は治りが遅く、感染症にかかりやすい。皮膚の切り傷は通常数日で治りますが、治らない傷が続いたり、感染したり、膿んだりすると、免疫力が弱まり、細菌に対する抵抗力が弱くなってしまいます。

特に胃腸は「デリケート」です。私たちの免疫システムのほとんどは腸内に分布していますので、いつも下痢や消化不良の症状が出ているということは、免疫システムが弱く、栄養の吸収が悪いということになります。

疲れやすい。同じ精神的、肉体的な仕事をしていても、他の人と比べて、いつも疲れていて、やる気がなく、実質的な病気もありません。

風邪を引きやすい。風邪でもウイルス感染でも、免疫力が弱く、ウイルスの侵入を受けやすいことが関係しています。

呼吸器疾患の発作を繰り返す。気管支炎、喘息、肺炎など、呼吸器は免疫力が高いことで最もよく知られています。

また、アレルギー性喘息、じんま疹、アトピー性結膜炎、食物アレルギー、皮膚感作などは、高免疫の自覚症状である可能性があります。

では、どうやって免疫力を調整するのか？

睡眠の質の確保

睡眠と人間の免疫は密接に関係しています。

有名な免疫学者が「自分で寝る」テストを通じて、熟睡することで体内の2種類のリンパ球の数が大幅に増加することを発見しました。

そして医学の専門家の研究は人体が睡眠の間に細胞壁の酸と呼ばれる睡眠の要因を作り出すことを示し、この要因は白血球の増加を促進し、マクロファージは活動的であり、肝臓の解毒機能は、侵入した細菌およびウイルスを破壊するために高められます。

前向きでいてください

楽観的な姿勢は、人体を最適な状態に保つことができます。

現代社会では、人々は多くのストレスにさらされており、とてつもないストレスは、免疫系を抑制する作用を持つホルモンの増加につながり、風邪などの病気にかかりやすくなっています。

お酒はお控えください

低アルコール酒100ml、ビール1日1本を超える飲酒は、アルコールが体のあらゆる部分に悪影響を及ぼすのでやめましょう。

ワインを飲むことでコレステロールを下げることができても、飲み過ぎると血液や心臓などの臓器に大きなダメージを与えてしまうので、1日1杯程度にとどめるようにしましょう。

運動しましょう。

1日30分から45分、週5日、12週間の運動をすると、免疫細胞の数が増え、抵抗力が相対的に高まるという研究結果が出ています。運動は心拍数が上がれば問題ありませんが、食後の散歩が最適です。

記者　三山熊裕　報道